年14%積立の実態、実際に受け取るのは元本の7.6%
韓国の積立商品を探していると、年8%、10%、ときには14%という数字が目に入ります。定期預金の金利が3%台であることを考えれば、気になるのは当然です。ところが満期に受け取る金額を計算してみると、期待とはかなり違います。だましているわけではありません。積立という商品の計算方法と優遇金利の仕組みを知らないまま数字だけを見ると生じる錯覚です。数字で確認してみます。
年14%の積立に毎月30万ウォンずつ12か月入れると、税引前の利息は273,000ウォンです。払い込んだ元本360万ウォンに対して7.58%にあたります。14%ではなく7%台になる理由は二つあります。積立は毎月に分けて入れるため資金が実際に預けられている期間が平均で半分ほどしかないこと、そして表示された最高金利はカード利用実績や歩数といった条件をすべて満たした場合にのみ適用されることです。
年14%の積立が実際に生む利息
まず計算から見ていきます。毎月30万ウォンずつ12か月、年14%の積立です。1年間に払い込む元本は360万ウォンになります。
| 区分 | 税引前利息 | 税引後利息 | 払込元本に対する割合 |
|---|---|---|---|
| 最高金利 年14%を適用 | 273,000ウォン | 230,958ウォン | 7.58% |
| 基本金利 年2%を適用 | 39,000ウォン | 32,994ウォン | 1.08% |
単利・定額積立を前提とした単純計算です。利子所得税15.4%を反映しており、商品ごとの払込限度額や利息支払方式によって実際の金額は変わります。
年14%と書かれていても、払込元本に対する割合で見ると7.58%です。条件を満たせず基本金利2%だけが適用されると1.08%まで下がります。同じ商品で結果が7倍違うことになります。
なぜ半分ほどになるのか
積立と定期預金では、お金の預けられ方が違います。定期預金はまとまった資金を最初に一度入れて満期まで置くため、元本の全額が12か月間ずっと利息を生みます。
積立は違います。最初の月に入れた30万ウォンは12か月預けられますが、最後の月に入れた分は1か月しか預けられません。回ごとに預入期間が異なります。これをすべて合計して平均を取ると、元本が実際に預けられている期間は約54%です。
そのため年14%の積立でも、元本に対する利回りはおおよそその半分の7%台になります。金利を削られたわけではなく、計算構造がもともとそうなっています。積立の金利と定期預金の金利を同じ土俵で比べてはいけない理由でもあります。
最高金利についている条件
二つ目の理由は優遇金利です。2026年7月の公示から12か月の積立で最高金利が8%以上の商品を集め、基本金利と並べると次のようになります。
| 基本金利 | 最高金利 | 最高金利を受け取るための条件 |
|---|---|---|
| 2% | 14% | 提携クレジットカードの利用実績 |
| 3% | 10% | 妊娠・出産・子どもの人数 |
| 3% | 8% | 加入年齢の制限(17歳未満) |
| 3% | 8% | 妊娠や子ども、口座の平均残高 |
| 6.5% | 8% | 初回取引または長期未取引の顧客 |
| 4% | 8% | 加入月と誕生月の一致 |
| 1% | 8% | 年間の歩数 |
| 1% | 8% | 16歳以下の世帯員の人数 |
2026年7月の金融監督院・金融商品比較公示基準(税引前・12か月)。優遇条件は公示内容を要約したもので、正確な適用基準は各金融機関の商品説明書で確認してください。
基本金利と最高金利の差はほとんどが5ポイントを超えています。その差を埋める条件が何かを見ると、商品の性格がはっきりします。提携カードを一定額以上使う、歩数を達成する、子どもがいる、特定の年齢層である、といったものです。
条件そのものが不当なわけではありません。銀行から見ればカードを使ったり取引を増やしたりする顧客に多く還元する仕組みで、該当する人には実際に有利です。問題は自分がその条件に当てはまるかを確かめずに数字だけを見る場合です。17歳未満向け商品の8%は、成人には存在しない金利です。
どう見ればよいか
まず基本金利を見る
条件を一つも満たせなかったときに受け取る金利が基本金利です。最悪の場合を先に確認しておけば、がっかりすることが減ります。上の表でも基本金利が6.5%の商品と1%の商品は、最高金利が同じでも性格がまったく違います。
条件を満たすコストを計算する
カード利用実績が条件なら、そのカードを使うために本来しなかった支出が発生しないかを見る必要があります。優遇金利で得られる利息より増えた支出のほうが大きければ損です。歩数や自動振替のように費用のかからない条件であれば負担は小さくなります。
払込限度額を確認する
高金利の積立は月々の払込限度額が低く設定されていることが多いです。限度額が小さければ金利が高くても実際に付く利息の総額は大きくなりません。まとまった資金を運用する目的なら、定期預金やパーキング口座のほうが適しています。
TIP. 積立の金利を定期預金の金利と直接比べたいときは、おおよそ半分に換算して見てください。年6%の積立は、元本に対する利回りで見れば3%台の定期預金と近い水準です。正確な比較は満期受取額で行う必要があります。
よくある質問
年14%の積立なら、払い込んだ全額にその金利がつきますか。
つきません。毎月30万ウォンずつ12か月入れて元本が360万ウォンの場合、税引前の利息は273,000ウォンです。積立は毎月に分けて入れるため回ごとに預入期間が異なり、定期預金とは計算が違います。
積立の金利のほうが高いのに、利息が定期預金と変わらないのはなぜですか。
元本が実際に預けられている期間が平均で半分ほどだからです。同じ金利であれば積立の利息は定期預金より少なくなります。
最高金利を受け取るには何が必要ですか。
商品ごとに異なります。提携カードの利用実績、自動振替、歩数、子どもの有無、年齢などの条件がついており、これらをすべて満たして初めて最高金利が適用されます。一つでも欠けるとその分が差し引かれます。
基本金利と最高金利のどちらを基準に選ぶべきですか。
自分が実際に満たせる条件までを加えて計算した金利で比べるのが正確です。条件を満たせそうにないなら、基本金利の高い商品のほうが有利です。
高金利の積立にまとまった資金を入れてもよいですか。
積立は毎月払い込む商品なので、まとまった資金を一度に入れる用途には向きません。月々の払込限度額もあります。まとまった資金なら定期預金やパーキング口座を検討してください。