韓国の積立の優遇金利条件、公示236商品を数えたら61%は条件がなかった
韓国で積立を探すと、まず優遇金利の条件が目に入ります。カードをいくら使い、自動振替を設定し、アプリで何かをしなければなりません。条件を全部満たす自信がなくて加入をやめることもよくあります。ところが条件のついた商品が実際にどれだけあるのかを数えた例はほとんどありません。公示に載っている12か月積立をすべて集計してみました。
2026年7月の公示にある12か月積立236商品のうち、基本金利と最高金利が同じ、つまり優遇条件のない商品が143商品(61%)でした。条件がついた商品の差は平均0.74ポイントで、3ポイント以上開く商品が22あります。条件が負担なら、条件のない商品から金利の高いものを選ぶ選択肢は思ったより広いです。
条件のついた商品は思ったより少ない
2026年7月の金融監督院公示から12か月積立をすべて取り出し、重複を除くと236商品が残ります。各商品の基本金利を最高金利から引くと優遇金利の幅が出ます。この値が0なら、条件をひとつも満たさなくても表示された金利をそのまま受け取れるという意味です。
| 基本金利と最高金利の差 | 商品数 | 比率 |
|---|---|---|
| 優遇なし | 143商品 | 61% |
| 1ポイント未満 | 43商品 | 18% |
| 1から2ポイント | 17商品 | 7% |
| 2から3ポイント | 11商品 | 5% |
| 3ポイント以上 | 22商品 | 9% |
2026年7月金融監督院の金融商品統合比較公示基準(12か月積立、金融会社と商品名が同じ行はひとつと数える)。差は最高金利から基本金利を引いた値です。
143商品、全体の61%が優遇条件のない商品です。広告でよく見えるのは差の大きいほうですが、数のうえでは少数です。目立つ商品が市場全体を代表しないという、よくある錯覚です。
反対の端も見る必要があります。差が3ポイント以上の商品が22あります。この区間は条件を満たせないと受け取る金利がまったく変わります。同じ積立という名前でも性格の違う商品と見るべきです。
どんな条件が多いのか
公示に書かれた優遇条件の原文を種類別に数えるとこうなります。ひとつの商品に複数の条件がつくことが多いため、合計は商品数を超えます。
| 条件の種類 | 該当商品 | 比率 | 追加支出 |
|---|---|---|---|
| 自動振替の登録 | 39商品 | 17% | なし |
| 初回取引または新規顧客 | 27商品 | 11% | なし |
| 提携カードの利用実績 | 18商品 | 8% | あり |
| 預金や積立の追加加入 | 8商品 | 3% | あり |
| マーケティング情報の受信同意 | 14商品 | 6% | なし |
| 非対面チャネルでの加入 | 12商品 | 5% | なし |
| 給与振込 | 7商品 | 3% | 場合による |
公示の優遇条件の文言に該当する表現が含まれる商品を数えた値です。追加支出の列は、条件を満たすためにもともとしていなかった消費や払い込みが必要かどうかで分けました。
最も多いのは自動振替です。すでに使っている口座から振替を設定するだけなので、ほとんどの場合は負担がありません。初回取引や新規顧客の条件も多く、該当すれば何もしなくても受け取れ、該当しなければ何をしても受け取れない種類です。加入前に判別が終わる条件なので計算が簡単です。
注意して見るべきは支出がついてくる条件です。提携カードの実績は毎月一定額を使う必要があり、他の商品の同時加入は資金がそちらに縛られます。優遇金利で得る利子より増えた支出が大きければ残るものがありません。
条件なしで金利の高い商品
差が0の商品のうち金利の高い順に五つ挙げるとこうなります。
| 金融会社 | 商品 | 積立方式 | 金利 |
|---|---|---|---|
| 세람저축은행 | 펫밀리 정기적금 | 정액적립식 | 5% |
| 모아저축은행 | 모아 다자녀 적금 | 정액적립식 | 4.5% |
| 키움저축은행 | 아이키움정기적금 | 정액적립식 | 4.5% |
| 푸른저축은행 | 푸른 정기적금 | 정액적립식 | 4.2% |
| 더블저축은행 | 정기적금 | 정액적립식 | 4.2% |
2026年7月公示基準(税引前、12か月積立、基本金利と最高金利が同じ商品)。加入対象と払込限度は商品ごとに違うため、加入前に各金融会社の公式画面で確認が必要です。
これらの商品は何の条件も満たさずに表示された金利を受け取ります。条件つき商品の最高金利と比べると低く見えますが、条件を満たせなかったときの基本金利と比べると話が変わります。条件の充足が不確実な状況では、こちらのほうが実際の受取額が大きくなることがあります。
ただしこうした商品にも加入対象の制限がつくことがあります。条件はないが特定の年齢層しか加入できない、といった形です。条件と資格は別の項目なので両方を確認する必要があります。
条件を満たせないと損なのか
数字で比べると判断が楽になります。毎月30万ウォンずつ12か月入れる場合で二つの道を計算しました。
条件のない商品のうち金利が最も高いのは세람저축은행の펫밀리 정기적금で年5%です。何の条件もなく税引前の利子97,500ウォンを受け取ります。
条件つき商品のうち最高金利が最も高いのは웰컴저축은행の웰뱅 라이킷(LIKIT) 적금で、基本2%に最高14%です。条件を全部満たせば税引前273,000ウォン、ひとつも満たせなければ39,000ウォンです。
単利の定額積立12か月を基準にした単純計算で税引前です。商品ごとの月払込限度は反映していません。
条件を全部満たせるなら当然高いほうがよいです。問題は中途半端に満たす場合です。半分だけ満たしても金利は中間ではなく、条件ごとに決められた分だけが加算されます。自分が確実に満たす条件だけを足して計算した金利で比べてこそ実際と合います。
選ぶときの順序
基本金利から見る
条件をひとつも満たせなかったときに受け取る金利が基本金利です。この値が最悪の結果なので、ここから始めれば失望することがありません。上の分布で見たとおり、基本金利だけでも悪くない商品が少なくありません。
該当の有無がすでに決まっている条件を先に数える
初回取引、年齢、子どもの有無のようにいまの状態で判別される条件は努力の対象ではありません。該当すれば確定の加算、そうでなければ存在しない金利です。これを先に整理すると残る条件はいくつもありません。
残った条件にかかる費用を計算する
カード実績の条件が月30万ウォンなら、1年で360万ウォンをそのカードで使う必要があります。もともと使っていた金額なら費用は0ですが、条件のために増えた消費なら優遇金利で受け取る利子と比べる必要があります。積立の利子は元本に対して見ると表示金利の半分ほどなので、思ったより小さいです。
払込限度を確認する
差の大きい商品ほど月の払込限度が低く設定されていることが多いです。金利が高くても入れられる金額が小さければ利子の総額は大きくなりません。金利と限度を一緒に見る必要があります。
ポイント 公示画面で優遇条件の原文を最後まで読んでみてください。要約だけ見るとひとつの条件に見えるものが、実際には複数の項目の合計であることが多いです。項目ごとに何ポイントずつつくかが書かれているので、自分が満たせるものだけを足せば実際に受け取る金利が出ます。
よくある質問
優遇条件のない積立もありますか。
多くあります。2026年7月公示の12か月積立236商品のうち143商品(61%)は基本金利と最高金利が同じで、条件なしで表示された金利を受け取ります。
優遇金利の条件で最も多いものは何ですか。
自動振替の登録です。2026年7月公示の12か月積立で39商品の優遇条件に入っています。すでに使っている口座から設定するため追加支出がないほうです。
条件を半分だけ満たすと金利も半分ですか。
違います。条件ごとに加算される幅が別に決まっていて、満たした項目の加算分だけが足されます。公示の優遇条件の原文に項目別の数値が書かれています。
カード実績の条件は満たすほうが得ですか。
もともと使っていたカードと金額なら得です。条件のために消費が増えるなら、増えた支出と優遇金利で受け取る利子を比べる必要があります。積立の利子は払込元本に対して見ると表示金利の半分ほどです。
基本金利が高い商品と最高金利が高い商品のどちらを選ぶべきですか。
確実に満たせる条件だけを足して計算した金利で比べるのが正確です。条件の充足が不確実なら基本金利の高いほうが安全です。